8月
皆さんの家の戸棚や冷蔵庫の中に、「ミキプルーン」の瓶がある家庭は少なくないでしょう。それだけ知名度のあるこの「ミキプルーン」は、販売開始からそろそろ40周年を迎えるようです。
「ミキプルーン」は、カリフォルニア産の乾燥プルーンからエキス分を抽出した栄養補助食品で、現代人に不足しがちなビタミン・ミネラルを含んでいます。プルーンには、生活習慣病や老化を防ぐ抗酸化物質が、干しぶどうやブルーベリーよりも豊富に含まれているそうで、特に健康維持に関心がある人々に強く支持されているようです。
そんな「ミキプルーン」ですが、これだけ知名度が上がったのは、単にテレビCM効果だけではないようです。販売元である三基商事株式会社(MIKI Corporation)では、会員になることで商品を割引で購入でき、さらに人に紹介することで紹介ポイントが付与され、連鎖的に販売を拡大する「ネットワークビジネス」の手法を取っています。
もともと商品が健康補助を目的とするものなので、「本当に効果があるの?」「実際に続けて健康維持できるの?」といった消費者の疑問が先に出ます。そこで、すでに購入した人たちが体験談を交えつつ直接紹介したほうが、他の消費者の疑問が解消されやすい、というメリットをもとに取り入れられた手法なのでしょう。実際に店の店員から「これを毎日続ければ健康になります」と勧められるよりも、知り合いや友人から「これ毎日食べはじめてから風邪をひかなくなったのよ!」と言われたほうが、はるかに説得力があります。一般的にはマルチ商法として軽視される方法だとしても、背景にはこのような裏づけのある優れたビジネス手法だったのです。